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4Dは,v12以降,PDFCreatorに対応しています。つまり,PDFCreatorがインストールされていれば,レジストリを書き換えたり,COMインタフェースを自分でコールしなくても,標準コマンドだけでPDFファイルを作成することができます。以前の記事で説明されたように,4Dが正式にサポートしているのは,PDFCreatorのバージョン1.7.3です。PDFCreatorはフリーソフトウェアですが,ライセンス規約により,別途,インストールする必要があります。


PDFCreatorは,サーバー版ではなく,標準版を選択してください。インストール後,PDFCreatorアプリケーションのPrinter/Optionsメニューから"General Settings 2"を選択し,アップデート周期を"Never"に変更します。

SET PRINT OPTIONには,PDFCreatorドライバーを操作するための専用オプションが用意されています。たとえば,下記のように設定することができます。

SET PRINT OPTION("PDFOptions:UseAutosave";1)
SET PRINT OPTION("PDFOptions:UseAutosaveDirectory";1)
SET PRINT OPTION("PDFOptions:AutosaveDirectory";$folderPath)
SET PRINT OPTION("PDFOptions:AutosaveFilename";$fileName)
とはいえ,通常,上記のように個別のオプションを設定することは必要ありません。実際には,下記の1行ですべての設定を済ませることができます。

SET PRINT OPTION(Destination option;3;$filePath)
さらに,Windows 10では,システムがPDF出力をサポートしているので,PDFCreatorを使用せずにファイルを作成することもできます。

// SET CURRENT PRINTER(PDFCreator Printer name)
SET CURRENT PRINTER("Microsoft Print to PDF")