アップグレードしたDBの新クイックレポートではエラーセルが出現する
日付 | 2003/10/23 |
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ID | 30060 (英語原文参照) |
バージョン | 2003 |
プラットフォーム | Mac & Win |
旧バージョンのデータベースで使用していたクイックレポートのデータを、4D 2003のクイックレポートを使うと、問題を起こす事があります。(例えばセルにエラーが出るなど)
そんなとき、最初にしなくてはならない事は、「自動リレートの循環参照」の有無のチェックです。4D 2003の新クイックレポートエディターは、様々な機能拡張のため、従来のクイックレポートエディタより広範囲に自動リレートを追跡します。それは、ストラクチャ内の全ての自動リレートを活用し、たとえクイックレポートエディタ内で現在直接使用していないテーブルまで、リレーションの解析は及びます。それに対して、従来のクイックレポートでは、自動リレートの追跡は、子テーブルから親テーブルへの1方向のみでしか伝搬させていませんでした。従って、仮に循環参照するリレーション設定がなされていても、それがクイックレポートエディタ上で問題として表面化しないケースもありました。
一般にリレーショナルデータベースでは、リレートの循環参照は、データの整合性を破壊するので避けるべき事とされています。