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4D Serverのパフォーマンスを上げる一つの方法

日付2003/10/10
ID29889 (英語原文参照)
バージョン
プラットフォームMac & Win

『再描画』は、その他全ての処理の足かせとなり得ます。

何らかの状況表示をリアルタイムに更新していくというインターフェイスはとても良いものです。しかしながら、このようなインターフェイスは同時に沢山の再描画処理を発生させてしまいます。そしてこれは、間違いなくあなたのアプリケーションをスローダウンさせているでしょう。あなたは、常に再描画処理は必要な最小限度にとどめるように気に留めておかねばなりません。

 特に他に所要時間を多く必要とする処理が並列して実行中の環境ではなおさらです。4D Serverはまさにこのケースです。

4D Serverはデフォルトでプロセスウィンドウを開き、その時点で動作中の全てのプロセスの情報を表示します。もし、あなたが、単位時間あたりより多くの接続をさばけるように4D Serverをチューニングしたいのなら、このウィンドウは閉じておくべきです。この事は、4D Serverがウィンドウ再描画に使うCPUタイムを節約してくれます。

我々はこの事を実測するために、簡単なテストをおこなってみました。
・4D Openを使って、瞬間的な接続切断を同時に多量に実行させる。
これは4D Serverに、プロセスウィンドウを集中的に再描画させる仕事を要求します。そして、この4D Serverのプロセスウィンドウを閉じたところ、ハンドリング出来るプロセス数が最大50%も増えました。

※このテストはWindowsXPと4D Server 2003で行いました。