「このデータベースを使用するにはログファイルが必須です」とは?
日付 | 2003/07/22 |
---|---|
ID | 28613 (英語原文参照) |
バージョン | 6.7以上 |
プラットフォーム |
データベースプロパティの左から2番目のタブにある「ログファイルに必ず記憶する」チェックボックスをチェックすると、そのデータベースの使用について、ログファイルの併用を義務付けます。
ログファイルがない場合、新規にログファイルを作成するように指示されます。ここで問題となるのが、最後のフルバックアップ以降に修正が加えられてしまったデータファイルに対しては、もうログファイルを作成することが出来ないということです。そこで仕方ないのでフルバックアップからやり直すことになります。
しかしフルバックアップしようにも「まずログファイルが必要」と言われてしまう状況ですので、いったいどうすれば良いのか途方に暮れるかもしれません。
これは、フルバックアップを行い、そして新しいログファイルを準備しておかずに、「ログファイルに必ず記憶する」チェックボックスを選択して、4Dを終了してしまったことが原因です。
この状況は、以下のステップで回避することができます。
- 4Dを起動してAltキーを押しながらデータベースを開きます(Windows:Altキー、Mac:Optionキー)
- データファイル選択ダイアログが表示されます。新規データファイルを作成します。このファイルは後ほど削除するので、ファイル名はなんでも構いません。
- ログファイルを作成するか聞いてきます。新規データファイルなので、ログファイルを作成することができます。
- データベースプロパティを開き「ログファイルに必ず記憶する」チェックボックスのチェックをはずします。
- 4Dを終了して新しく作成したデータファイルとログファイルを削除します。
- 4Dを再度起動させ、データベースを選択します。
- データファイル選択ダイアログでカレント(使用していた)データファイルを選択します。
- データベース(ストラクチャファイルとデータファイル)のフルバックアップを実行します。
- ログファイルを作成します。
必要であれば、「ログファイルに必ず記憶する」に再度チェックします。
注意:ステップ6を実行するために4D Backupのスタンドアローン版を使用することもできます。その後、4D(ステップ8)を使用してログファイルを作成します。これは、起動時にデータファイルに変更を加えるようなOn startupデータベースメソッドが無い限り有効な手順です。