ウィンドウの拡張、縮小動作を示す三角マーク
日付 | 2002/04/26 |
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ID | 01-892 |
バージョン | 6.5.x and 6.7.x |
プラットフォーム | Windows and Mac OS |
このTipsでは、ウィンドウの拡大・縮小機能を実装する簡単な方法とそのインターフェイスとして一般的な横倒しになる小さな三角マーク(ディスクロージャートライアングル)の実現方法について説明します。
まずは、この動作の様子から見ていきましょう。
初期状態では、下のような状態でウィンドウを開くとしましょう:
次に、ユーザが、左下の青い小さな三角マークをクリックします。
するとウィンドウが下の図のように拡張され、より多くの入力項目が現れます。
ユーザがもう一度、青い三角マークをクリックすると、ウィンドウは縮小され、初期状態へ戻ります。
この機能で使用した青い三角マークを実現するためには、2フレームのピクチャをピクチャライブラリに作成します。
そのライブラリピクチャをフォーム上にドロップし「vPic」と命名しておきます。
次に、ウィンドウのサイズを決定します。初期状態と拡張した状態の2ステイトを検討します。
このサンプルでは、フォームは縦333横286ピクセルですが、初期状態では縦190ピクセルで表示することにしました。(ちょうどその位置にexitボタンとsaveボタンがあります。)
ライブラリピクチャを利用したピクチャボタン「vPic」のオブジェクトメソッドは以下のようなものです:
If (Form event=On Clicked )
GET WINDOW RECT($Left;$Top;$Right;$Bottom;Frontmost window)
$tempSize:=150
If (vPic=1)
SET WINDOW RECT($Left;$Top;$Right;$Bottom+$tempSize;Frontmost window)
Else
SET WINDOW RECT($Left;$Top;$Right;$Bottom-$tempSize;Frontmost window)
End if
End if
このメソッドは、三角マークの表示フレーム番号を調べて、三角マークが上向き(=縮小可能)か下向き状態(=拡張可能)かを判定しています。
三角マークの向きに応じて、ウィンドウを拡大したり縮小したりします。
【注意】サンプルコード中の変数「$tempSize」の値は実際に使用するフォームに応じて調整してください。