"キャッシュヒット率"?
日付 | 2000/04/28 |
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ID | 00-293 |
バージョン | |
プラットフォーム |
この記事は、最新ではないバージョンに関連した方法について解説しています。
最新のバージョンでは推奨されていないか、または他の方法で簡単に実現できる可能性があります。
4D Server 6.5 ウィンドウの上部には、4D Serverのメモリ使用状況に関する有用な情報が示されます。ひとつは「キャッシュヒット率」というサーモメータです。
キャッシュヒット率は、4Dがキャッシュを検索した回数のうち、実際に目的の情報を見つけられた割り合いを示しています。(この情報は、Runtime Explorer/デバッガーの「ウォッチ」タブの「キャッシュ統計」セクションにも表示されます。)例えば、カスタムメニューモードでデータベースを起動した直後はキャッシュヒット率はゼロになります。その後、レコードをロードしようとした瞬間、キャッシュヒット率は25%になります。これは4度、キャッシュ内を検索し、そのうち1度だけデータを発見したことをしめしています。なぜ、最初のレコードロードであるにも関わらず、4度の検索なのかというと
4Dがはじめてレコードロードする時には、前もって必要とする情報がレコード以外にも存在し、それを探そうとしたためです。(例:レコードアドレステーブル)
もう一度、同じレコードをロードすると、今度はキャッシュヒット率は40%になります。これは、五度の検索で2度ヒットしたことをあらわしています。2度目以降のレコードロードでは、レコード情報のみを探せば良いためです。さらにもう一度、同じレコードをロードすると、今度はキャッシュヒット率は50%になります。次は57%で、回数を重ねる度にどんどん100%に近づきます。
"キャッシュヒット率"サーモメータをクリックすると、5つのサーモメータを表示するWindowが表れます。これらはキャッシュの使われ方をあらわしています。それぞれのデータタイプごとに、どれくらいの割り合いでキャッシュ内に保存されているかが分かります。もちろん高い割り合いである程、好ましい状況です。ディスクへのアクセスを減らせますので。