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リスト表示で選択されたレコードのハイライトにはオブジェクトが必要

日付2017/11/14
ID17-004
バージョン4D 2004以降
プラットフォーム

4Dはリストフォームによるリスト表示の際に、システムのハイライトカラーの設定に従ってオブジェクトの色を変えています。そのためハイライトカラーを表現することのできるオブジェクトがフォームに配置されていない時には、レコードを選択した時にハイライトできません。

ピクチャを背景に配置したようなデザインの時には、オブジェクトを配置すると背景が見えなくなってしまうため、ハイライト可能なオブジェクトを配置しないデザインをすることがあるかもしれません。しかし、それは利用者にとって不便を強いることになりかねません。

そのような場合、プログラムが必要だと思われるかもしれませんが、実はプログラム無しで表現する方法があります。

フォームプロパティのフォームタイプが「リストフォーム」である場合、オブジェクトプロパティに「表示可」プロパティが使えるようになります。選択時にハイライトするオブジェクト(例えば四角形)を配置し、そのオブジェクトの表示可プロパティに「選択時のみ」をセットするだけです。

オブジェクトを追加して試した時のスクリーンショットが下になります。

実際に動作するサンプルは下記URLからダウンロードできます。

サンプルデータベース:
http://library.4d-japan.com/SAMPLE_DATABASES/4D/Tips/v16_highlight_color.zip