日付を和暦で表示する
日付 | 2014/07/03 |
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ID | 14-005 |
バージョン | 11〜 |
プラットフォーム | Win, Mac |
4Dの全てのオブジェクトで日付のフォーマットを和暦で表現することは可能です。
ただし、和暦で表示するかどうかは、アプリケーションが決めるわけではありません。西暦で表示するか和暦で表示するかは、ユーザの好みによってシステムの設定で切り替えるというのが、現代的アプリケーションの考え方と言えます。これはWindowsでもMacでも同じです。
4Dで和暦を表示するための具体的な方法ですが、まずオブジェクトプロパティの表示フォーマットを「System date long」にします。
上の図はリストボックスのカラムに設定しているところですが、基本的にどのオブジェクトでも同じです。
この指定でシステムのフォーマットに従って日付が表示されるようになりましたが、システムの指定を変更しないことには、和暦での表示はされません。システムの設定方法は、OSによって違いがありますが、ここではWindows 8.1での設定方法をご紹介いたします。なお、どのOSでも和暦はサポートしていますので、変更することができます。
まずコントロールパネルを開き「地域」を起動します。下の図は、地域のウィンドウが開かれたところですが、このウィンドウにある「日付(長い形式)」に沿って4Dが日付を表示している様子が見て取れると思います。
このウィンドウ右下にあります「追加の設定」をクリックしますと、いよいよ西暦から和暦への変更ができるようになります。下の図は、ボタンを押して表示された新しいウィンドウを操作しているところです。赤丸で示された「カレンダーの種類」を「和暦」に変更すると、和暦で表示されるようになります。
もちろん、4Dのコマンドでも同じで、例えばString関数でも「System date long」を第二引数に渡すことで、他のオブジェクトと同様の結果が得られます。
このようにして、4Dはシステムの設定によりオブジェクトの表示が変化し、ユーザーにとって使いやすいアプリケーションを構築できます。
参考記事:
ブログ:日付フォーマット"Internal"