4D Japan Knowledge Base

On Startupをスキップする方法

On Startupデータベースメソッドは４Ｄのデータベース起動時に実行されますが、これに誤った処理を記述してしまうとデータベースを開くことができなくなり、メソッドの修正を行う事ができなくなることがあります。

もしも、そのような事態に陥ってしまった場合には、4DLinkファイルを作成し、そこにskip_onstartup_method要素を記述することでOn Startupデータベースメソッドを実行させずにデータベースを開いてください。無事にデータベースを開く事ができたなら、後はデザインモードにて問題のOn Startupデータベースメソッドを修正するだけです。

4DLink記述例：

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<database_shortcut
   skip_onstartup_method="true"
   structure_file="file:///C:/4D/Projects/Misc/skipOnStartup/test.4dbase/test4DB"
   data_file="file:///C:/4D/Projects/Misc/skipOnStartup/test.4dbase/test4DD"
   data_conversion_mode="0"
/>

4DLinkの詳細につきましては、デザインリファレンスの「リモートアプリケーションに接続する」をご参照ください。またskip_onstartup_method以外の情報につきましては，アプリケーション内部のResources/DTD/database_link.dtdファイルに記述されています。

なお、このようにskip_onstartup_methodを利用してOn Startupデータベースメソッドを実行しないでデータベースを開いた（接続した）場合には、終了時にOn Exitデータベースメソッドも実行されない点に注意してください。