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アップグレードしたデータベースにUUIDを導入する

日付2010/07/05
ID76114 (英語原文参照)
バージョンv12
プラットフォームMac/Win

4D v12では新しいフィールドタイプUUIDが使用できるようになりました。この特殊なフィールドタイプは, ストラクチャエディタやランゲージでは文字列型として扱われますが, 内部的には整数なので, ワイルドカード指定など文字列特有の方法では検索ができません。UUIDはこれまでのSequence numberに置き換わるものであり, データベースのリレーションや同期など, 一意の識別子が求められる場面での活用が期待されています。

アップグレードしたデータベースの場合, 既存のフィールドあるいは追加された新しいフィールドにこのタイプを設定することができますが, その場合, すでに存在するレコードのUUIDは空白あるいは不完全なものです。そこで次のようなコードにより, 正常なUUIDを既存のレコードに割り当てることができます。

ALL RECORDS([Table_1])
APPLY TO SELECTION([Table_1];[Table_1]Field_1:=Generate UUID)

ひとたびこの処理が終われば, ストラクチャエディタの属性で「自動UUID」を有効にすることにより, 以後, 新しいレコードには自動的にUUIDが設定されるようにすることができます。