FLUSH BUFFERSとデータベースのパフォーマンス
日付 | 2009/07/06 |
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ID | 75816 (英語原文参照) |
バージョン | 11 |
プラットフォーム | Mac & Win |
4Dには、入出力オペレーションを増強させるためのデータキャシュスケジューラがビルトインされています。つまり、データバッファは一定の期間メモリに置かれ、定期的な間隔でディスクに書き込まれます。この間隔は、環境設定/データベース/データ管理のページで設定することができます。「データをディスクに保存:X分毎」という項目は、データバッファをディスクに書き込む間隔を表しています。あるいは、FLUSH BUFFERSコマンドにより、この書き込みを強制的に実行することもできます。
データバッファの書き込みが大掛かりな動作であることを思いに留めておくことは大事です。新しいレコードを保存するたびに、データベースのアドレステーブルは更新されなければなりません。仮に10件の新しいレコードを保存し、各レコード毎にFLUSH BUFFERSコマンドを実行したとすれば、アドレステーブルを10回、書き換えることになります。代わりに10件目の最後だけでFLUSH BUFFERSを実行していれば、ディスクアクセスは90%節約できたことでしょう。
環境設定の値、FLUSH BUFFERSコマンドの頻度は適切に管理し、データバッファをディスクに書き込む間隔は道理にかなったものにとどめておくようにして下さい。