トラブルシューティングのために「キャッシュを物理メモリに置く」
日付 | 2009/06/19 |
---|---|
ID | 75773 (英語原文参照) |
バージョン | 11 |
プラットフォーム | Mac & Win |
4Dの環境設定には、「4D Serverと4D Desktopでキャッシュを物理メモリに置く」という項目があります。
この設定は、4Dのデータベースキャッシュを(仮想メモリ用に予約されたディスク空間ではなく)物理メモリに置くためのものです。
この設定は、本来の目的だけでなく、トラブルシューティング、特にメモリリークの疑いがもたれている場合にも有効です。
つまり、この設定が無効の場合、キャッシュが頻繁に使用されるほど、物理メモリに置かれるキャッシュの割合が増えてゆき、表面的にはメモリーリークのようにみえます。
この設定が有効の場合、メモリーリークとキャッシュの問題を切り離すことができます。
キャッシュと物理メモリの設定は、Mac OS Xのアクティビティモニタに表示される「実メモリ」の数値、またWindowsタスクマネージャに表示される「使用メモリ」の数値に反映されます。
以下は300MBキャッシュのデータベースの例です。
キャッシュが物理メモリに置かれていない:
キャッシュが物理メモリに置かれている:
なお、この設定は4D Serverおよび4D Desktopのためのものであり、4Dには適用されない点に注意して下さい。