SQL LOGINの新しい使い方
日付 | 2009/01/01 |
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ID | 09-015 |
バージョン | 11 |
プラットフォーム | Win & Mac |
4D v11 SQL Release 3 (11.3)より、以前のバージョンにおけるODBC LOGINはSQL LOGINコマンドとなり、新しい用法が追加されています。
第2および第3引数は以前と同じように動作します(ユーザ名およびパスワード)。第1引数は"my_Data_Source"または"ODBC:my_Data_Source"のシンタックスが使用でき、その場合、コマンドはODBC LOGINと同じように動作します。この場合、事前にODBCドライバの設定をしておくことが必要です。
SQL LOGIN ("ODBC:my_4D_Data_Source";"user";"password") SQL LOGIN ("my_4D_Data_Source";"user";"password")
拡張されたSQL LOGINコマンドでは、ODBCドライバをバイパスし、直接4D SQL Serverに接続することもできます。ODBCを使用しないことは、パフォーマンスの向上にも寄与します。そのような接続をするには第1引数を"4D:4D_DataBase_Name"または"IP:192.168.0.10"と記述します。
4D_DataBase_Nameはデータベースの公開名、"192.168.0.10"は外部に公開された4D SQL Serverのアドレスです。データベースがデフォルト以外のポート番号を使用しているのであれば、アドレスの後にコロンとポート番号を追記して下さい。
SQL LOGIN ("4D:4D_DataBase_Name";"user";"password") SQL LOGIN ("IP:192.168.0.10";"user";"password")
他にも第1引数に渡すことができる値としてはSQL_INTERNAL定数(続くSQLクエリをデータベース自身のSQLエンジンヘ向ける)、空の文字列(接続ダイアログを表示して接続先のデータソースログイン情報を手動で入力する)があります。
加えて新しい任意の第4引数も設けられており、渡すことができる値は"*"です。省略した場合、Begin SQL/End SQLに囲われたSQLは内部SQLエンジンに向けられますが、渡せばSQL LOGINコマンドで指定して相手に向けられます。