UTIでドキュメントのタイプを限定する
日付 | 2008/10/17 |
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ID | 08-038 |
バージョン | |
プラットフォーム |
UTI(Uniform Type Identifiers)は、OSTypeに代わるものとしてAppleにより開発されました。UTIはMac OS Xで一貫した識別子を提供する文字列であり、 TYPE、MIMEタイプ、ファイル名拡張子など同様のものに取って代わるものです。JPEG画像を例にすれば、"JPEG", ".jpg", ".jpeg", "image/jpeg"などの代わりに使用されるUTIは、常にpublic.jpegです。
UTIの形式は、Mac OS XのバンドルやJavaクラスパッケージで使用されているリバースDNSフォーマットを取ります。publicドメインは、よく使用される多数のタイプからなる階層であり、スーパークラスであるpublic.dataにはpublic.text, public.html(前者のサブクラス), public.image, public.jpeg(前者のサブクラス)などのタイプが含まれます。
UTIを活用できるコマンドにSelect documentが挙げられます。
$defaultDir:=""
$filter:="public.image"
$title:="File Picker"
$option:=Multiple files
Fieldname1:=Select document($defaultDir;$filter;$title;$option)
Select documentコマンドはドキュメントの選択ダイアログをプロンプトするコマンドです。コマンドのファイルタイプフィルタにpublic.imageというUTIを指定することにより、public.imageの副階層に属するすべてのファイルタイプ、つまりpublic.jpeg, public.tiffなどが選択対象となります。これに相当しないファイルタイプ、たとえばテキストファイルのようなものは薄く表示され、ピッカーダイアログの選択対象ではなくなります。