Windowsで4Dインスタンスを実行した場合のメモリ領域について
日付 | 2008/07/02 |
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ID | 08-014 |
バージョン | |
プラットフォーム | Windows |
このTipsではWindowsにおける4Dのメモリ利用に関する情報をまとめています。
*4Dが利用可能なアプリケーションメモリ
Windows上の4Dが利用可能なアプリケーションメモリは、論理的に最大で2GBです。ただし実際の値はその他の設定や、実行時のメモリの状況などにより異なります。
*複数の4Dインスタンスを実行した場合
それぞれの4D/4D Serverインスタンスが独自のメモリ領域を使用します。つまり、それぞれが独立して、可能なメモリ領域の確保を行います。
*キャッシュ領域に関する4Dのバージョンによる振る舞いの違い
v11からは、非連続のメモリブロックをキャッシュ領域として利用可能です。
バージョン2004までは、一つの連続したメモリブロックのみをキャッシュとして利用できます。
*Windowsのバージョンによる振る舞いの違い
Windows XPとWindows Server 2003は、ODBC DLLを利用可能な2GBの途中に読み込みます。そのため4Dバージョン2004以前では最大キャッシュサイズは860~900MBに、4D v11では約1.5GBになります。
最新のOSであるWindows VistaやWindows Server 2008ではこの問題はありません。すなわち4D 2004でもさらに大きなサイズのキャッシュメモリを利用できます。ただしそのメモリ領域は連続していなければなりません。