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SET LIST ITEM ICONコマンドを使用するメリット

日付2008/02/21
ID47853 (英語原文参照)
バージョン11
プラットフォームMac & Win

4D 2004以前のバージョンでは、SET LIST ITEM PROPERTIESコマンドで階層リスト項目にアイコンを表示することが可能でした。4D v11 SQLでは、SET LIST ITEM ICONコマンドが導入され、リスト項目にアイコンの設定を行うため以前のコマンドと比べて、いくつかの利点があります。

利点1

以前の階層リストを保持するためにGET LIST ITEM PROPERTIESコマンドを実行する必要はありません。SET LIST ITEM PROPERTIESコマンドは実行するたびマルチプルプロパティの設定を行います。そのためリスト項目の1つのプロパティを変更するために該当のリスト項目の全てのプロパティをはじめにGET LIST ITEM PROPERTIESコマンドで呼び出す必要がありました。4D v11 SQLでは、SET LIST ITEM ICONコマンドはアイコンのみの修正を行うのみで、その他は何も行いません。

利点2

SET LIST ITEM ICONコマンドは画像変数を受容します。対照的にSET LIST ITEM PROPERTIESコマンドはピクチャライブラリのピクチャレファレンスと同様に'cicn' やPICTリソースの様な静止画像レファレンスを受容します。

画像変数の使用を可能にすることでリソースまたはピクチャライブラリにある容易に接続できない画像を使用するにあたり必要とされるコードの量が減少するのです。

利点3

複数項目に同一画像を使用する際、SET LIST ITEM ICONコマンドで4Dピクチャ表示(フィールド、変数、ポインタ、その他)を使用するとメモリを節約できます。これはポインタを使用することで可能となります。

例えば, 次のコードは2つの項目に対して同一の画像を表示するのですが、画像1つのみをメモリにロードします。

C_PICTURE(vIcon)
SET LIST ITEM ICON(hlist;ref1;->vIcon)
SET LIST ITEM ICON(hlist;ref2;->vIcon)