印刷時の問題
日付 | 2007/04/05 |
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ID | 45926 (英語原文参照) |
バージョン | 2004 |
プラットフォーム | Mac & Win |
フォーム、クイックレポート、ラベル等を4Dから印刷しようとしたときに、異なるプリンタで見た目が異なることがあります。また印刷時の機能が設定した通りにならないかもしれません。例えば、SET PRINT OPTIONS で Scale option をしたのにも関わらず、指定通りにならないかもしれません。
印刷の仕組みを理解しておくことは、印刷時の問題を解決するのに重要です。4Dは、マイクロソフト社およびアップル社から提供された仕様に従ってプリントジョブを起動します。プリントジョブは通訳の役割を受け持ちます。プリントジョブを通すことで、プリンタドライバが解釈できるようになります。
もう少し具体的に説明しましょう。4Dから Generic plain text プリンタドライバを使ってHP社製プリンタに出力することにします。絵や段組みされた文章が含まれた書類を印刷することもありますし、絵を全く含まないテキストファイルのようなものを印刷することもあるでしょう。十分に理解しておかなくてはならないことは、どちらの場合でも4Dは同じプリントジョブで処理するということです。そこには、プリンタドライバに依存したコードは見当たりません。なぜならプリントジョブAPIには、ドライバに依存するようなAPIが存在しないからです。
印刷で問題が発生した時に、最初に利用者に尋ねるべきことがあります。
「特定のプリンタで発生しますか。それとも全てのプリンタで発生しますか。」
特定のプリンタでのみ問題が発生するならば4Dの問題ではなく、プリンタドライバの問題です。