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マルチプロセス制御を円滑にするテクニック

日付2007/01/19
ID44915 (英語原文参照)
バージョン2004
プラットフォームMac & Win

コンパイルしたデータベースや長時間に及ぶバッチ作業が行われているような時、4D内の別のプロセスとCPU時間を共有できないことがあります。こうした問題を回避するためIDLEコマンドの利用を考えるかもしれませんが、このコマンドでは目的を達成できないでしょう。4Dのスケジューラーは全てのプロセスを監視して、実行中のプロセスがCPU時間を1tickでも明けた時に次のプロセスに制御を移します。プロセスの制御を円滑にする目的のためにアイドル状態にするためには、次のように記述するべきです。

DELAY PROCESS(Current process;0)

この命令は、プロセスの遅延を意味しません。確かに1tickのCPU時間を消費しますが、それが次のプロセスに制御を移すきっかけとなるのです。