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トランザクション

トランザクションとは、特定のプロセスにおける一連のデータ更新のことです。トランザクションは、確定されたときにはじめてデータベースに保存されます。キャンセルまたは外的な理由で中止された場合、トランザクションは保存されません。

トランザクション中、そのプロセスによるデータ更新はすべてローカルの一時バッファに保存されています。トランザクションは、VALIDATE TRANSACTIONコマンドで確定されたときにはじめてデータベースに保存されます。CANCEL TRANSACTIONコマンドで中止された場合、保存されません。

トランザクションには一時的なレコードアドレスが関係しているため、確定または中止後、そのプロセスではすべてのテーブルのセレクションが空になります。同じ理由で、命名セレクションやセットも妥当性を失うため、使用には注意が必要です。トランザクション前、およびトランザクション中に作成された命名セレクションは、古いレコードアドレスを記録している可能性があります。具体的には、削除されたレコード、トランザクション中における一時的なレコードアドレスを含んでいるかもしれません。同じように、セットはレコードアドレスに対応したビットテーブルを使用しているため、トランザクション後には正しく動作しない恐れがあります。