ランタイムエクスプローラ及びデバッガを使ってメモリをチェック
日付 | 1999/08/06 |
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ID | 99-107 |
バージョン | |
プラットフォーム |
この記事は、最新ではないバージョンに関連した方法について解説しています。
最新のバージョンでは推奨されていないか、または他の方法で簡単に実現できる可能性があります。
4D 6.5から加わったランタイムエクスプローラーの機能はあなたのアプリケーションのメモリ使用状況の診断に役立つでしょう。ランタイムエクスプローラーを起動するためのショートカットはMacintoshではCommand-Shift-F9、WindowsではCtrl-Shift-F9です。
「ウォッチページ」で、階層リスト「インフォメーション」を開いてください。
KB単位でフリーメモリの量が表示されています。この情報はデバッガーのウォッチ領域でも見ることが出来ます。幾つかの操作を経れば、フリーメモリの変化を確認できます。もし、表示されたフリーメモリ量を超えたメモリを必要とする処理を行えば、メモリ不足状態に陥るでしょう。
ランタイムエクスプローラの表示更新間隔はウィンドウ上部の「更新時間」入力欄に秒数を入力することで調節できます。また、表示されている値をクリックすることで、直ちに表示値を強制的に更新させることが可能です。
データキャッシュの実際のサイズはシステム環境のみならず、Customizer Plusによるメモリ設定とデータベースプロパティのメモリセッティングにも依存しています。データキャッシュの実際のサイズもウォッチページとデバッガのウォッチ領域に表示されます。"キャッシュ統計"の欄には"112 bytes / 9 636 Kb (0%), 6 ハンドル."のような表示があるでしょう。この場合ですとデータキャッシュのサイズ
は9,636KBだと分ります。
「Get database parameter」コマンドのセレクター引数に「9」を渡して実行すれば、プログラムの中からデータキャッシュのサイズをバイト単位で測ることができます。