4D Japan Knowledge Base

4D Serverがネットワークに公開されていることを確認する

4D Clientでの接続がうまくいかない場合、4D Serverがネットワークに公開されているかどうかをいくつかの方法で調べることができます。

最初に4D Serverを実行中のマシンがネットワークを通して見えることを確認するため、特定のサーバに対してUDPパケットを送信するPINGコマンドを使用します。PINGコマンドはMacintosh/Windows両方のプラットフォームで利用でき、そのシンタックスは下記のとおりです：

ping <IP アドレス>

4D Serverが実行されているマシンのIPアドレスが分からなければ、ドメイン名を使用しても構いません：

ping www.4d.com

実行するとPINGコマンドからIPアドレスが返される点に注目してください。このテストで分かるのは、4D Serverの存在ではなく、4D Serverが実行されているはずのマシンの存在です。

4D Serverが実行されているはずのマシンの存在が確認できたならば、次の4D Serverの存在を調べることができます。これにはいくつかの方法があります。

- TELNETクライアントで4D Serverに接続する
- ポートスキャンユーティリティで4D Serverが使用するポートを調べる
- 4D Internet Commandsプラグインを使用し、TCP/IP接続をする

いずれの場合も、4D Serverが使用するポート(デフォルトで19813番)が分かっていなければなりません。

TELNET:

TELNETは、一般にインターネットにおけるホスト間でユーザ指向のコマンドラインログインセッションを提供するために使用されるネットワークプロトコルです。4D Serverに対してTELNETで接続すれば、実行中のデータベース名が返されます。レスポンスがないということは、4D Serverが利用できないことを意味します。

ポートスキャン:

ポートスキャンユーティリティは、特定マシンで開かれているポート番号を調べるために使用されます。しかしながらポートスキャンではポートがどのような用途で開かれているのかまでは調べることができません。4D Serverが使用するポート(デフォルトで19813番)が分かっていなければならないのはそのためです。仮にポートスキャンで19813番が開かれているということが判明しても、実際に使用しているのは4D Server以外のアプリケーションかもしれません。そのような意味では注意が必要ですが、カスタムポートで4D Serverが公開されている場合、ポートスキャンユーティリティは4D Serverの存在を調べるための有力な方法です。

Macintoshでは、ポートスキャンユーティリティが「ネットワークユーティリティ」というアプリケーションに組み込まれています。Windowsでは、サードパーティ社製のアプリケーションが必要です。

4D Internet Commands:

4D Internet CommandsプラグインのTCP/IPコマンドを使用し、特定マシンの特定ポートに対する接続を試みることができます。4D Serverはクライアント/サーバ通信にTCP/IPプロトコルを使用しているからです。接続が確立できないようであれば、そのポートでサーバは公開されていません。4D Internet CommandsプラグインのTCP/IPコマンドについては、下記のドキュメントを参照してください：

http://www.4d.com/docs/ICU/ICU00007.HTM