指定したフォントで印刷されません
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カテゴリー | データベースデザイン 印刷 |
プラットフォーム |
フォームオブジェクトのフォント設定を行う時にスタイルシートを使わず直接フォント名を指定すると、多くの場合、印刷時に指定したフォントで印刷できなくなります。印刷するフォームをデザインする時には、スタイルシートによるフォント指定は必須です。
スタイルシートの役目
4Dの古いバージョンが使われていた時代のOSにおいては、フォントの指定はフォント番号で行われていました。このフォント番号は正数型の正数で表現されていましたが、後年多くのフォントが市場に出回るようになると、フォント番号の不足という事態が起こり、この方法は崩壊しました。こうした事情から現在のOSや周辺機器ではフォント名でフォントの識別をしています。
こうした事情から現在の4Dには、古いフォント管理の方法と新しいフォント管理の方法が同居しています。スタイルシートを仕様する事が、新しいフォント管理を利用することになります。スタイルシートを使うとOSのAPIに直接フォント名が送られるようになります。
印刷に限らず、デザイン環境とは異なるマシンで運用する場合には、スタイルシートは必須です。例えば4D Clientやコンパイルして配布するような場合にも、スタイルシートを使ったデザインが必須になります。