4D Japan Knowledge Base

起動直後に「データベースを公開することが出来ません」というエラー

MacOS Xで、4D 2004（4th Dimension、4D Server）を起動した時に、このエラーが発生することがあります。4D 2004ではファイアウォール設定が適切であれば発生しません。

エラーの原因

MacOS Xは、UNIXベースのOSであるため、Root権限を持たないユーザが、ポート番号が1024未満のウェルノウンポートでサービスを開始することを認めません。4th Dimension／4D ServerのWebサーバ機能の使用ポートは、4D 6.8のデフォルトでは80番のポート番号になっています。もし、起動時にWebサーバ機能を公開する設定にしていた場合は、上記のようなエラーメッセージが表示されることになります。

対処方法

もしWebサーバ機能をお使いでないのでしたら、４Ｄの環境設定で起動時にWebサーバ機能を公開するオプションを切ることで、このエラーの発生は無くなります。

Webサーバ機能を使うのであれば、1024以上のポート番号を使って頂くか、ルータ、ファイアーウォールなどのポートフォワーディング機能等を利用して80番ポートの通信を1024以上のポートへ転送して下さい。もちろん、Rootでログインして頂ける場合は、この設定は必要ありません。

詳しくは「4D 6.8 Update」を御覧下さい。

4D 2004の場合

4D 2004では、初回起動時にエラーが発生しますが、警告のダイアログに従ってroot権限で動作させることを認証した後、このエラーは発生しなくなります。

MacOS X 10.5 (Leopard)の場合

MacOS X 10.5は、4D 2004.7からの対応になります。4D 2004.6r2以前で、80番ポートを使う設定を有効にすると4D自体の起動に問題を起こす可能性があります。必ず4D 2004.7をお使いください。

MacOS X 10.5では、80番ポートでサービスを開始するためには、rootユーザで動作させる必要があります。rootユーザでログインするか、root権限でサービスを開始（MacOS X 10.5 Server）するように設定してください。