自作プラグインが開発環境以外でエラーになる時の対処方法
| 日付 | 2009/07/06 |
|---|---|
| ID | 09-054 |
| バージョン | 11 |
| プラットフォーム | Windows |
4D Plugin SDKを使ってプラグインを作成し、開発環境では動作するプラグインが、開発環境以外で次のようなエラーを起こすことがあります。
プラグインメソッドが実行できませんでした
エラーコード：-1
ほとんどの場合、動作環境にmsvcr80.dllが無いことが原因でこのエラーが発生します。
4D Plugin SDKが作り出すプロジェクトファイルは、コード生成のプロパティでmsvcr80.dllを利用するようになっています。そのため、そのままビルドしてプラグインを作成してしまいますと、動作環境にもmsvcr80.dllが必要になってしまいます。msvcr80.dllを利用しないようにビルドするためには、お使いの開発環境で「構成プロパティ＞C/C++＞コード生成＞ランタイムライブラリ」プロパティを「マルチスレッド (/MT)」または「マルチスレッド デバッグ (/MTd)」に変更してください。この設定でビルドすると、msvcr80.dllは動作に必要無くなり、前述のエラーは発生しなくなります。もちろんプログラムでmsvcr80.dllを利用しているならば、msvcr80.dllを運用環境にインストールしなければなりません。